2018年11月16日(金)

ワンセグに支払い義務  NHK受信料、高裁も維持

2018/3/22 18:08
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テレビを視聴できるワンセグ機能付き携帯電話を持っている男性2人がそれぞれNHKに受信料の返還を求めた2件の訴訟の控訴審判決が22日、東京高裁であった。いずれの判決も「受信設備を携帯することは放送法上の受信設備の設置に当たる」と判断し、契約は無効だとする男性らの控訴を棄却した。一審に続いてNHKが勝訴した。

ワンセグを巡る高裁判断は初めて。26日には一審でNHKが敗訴した訴訟の控訴審判決が東京高裁で言い渡される。

放送法は「NHKの放送を受信できる受信設備を設置した者」に契約を義務付けている。今回の訴訟では、ワンセグ付き携帯を持つことが受信設備の「設置」に当たるかどうかが争われた。

千葉県の男性が起こした訴訟の控訴審判決で、白石史子裁判長は「受信設備の設置とは物理的に置くことに限らず、NHKの放送を聴取可能な状態におくことを意味する」と指摘。茨城県の男性が起こした別の訴訟でも、大段亨裁判長が「設置とは移動用の受信設備の携帯も含む」と述べた。

ワンセグ付き携帯を持つ人がNHKを相手に起こした訴訟は全国で5件。このうち、2016年8月のさいたま地裁判決は「放送法上の設置とは、携帯の意味を含まない」としてNHKが敗訴した。その後、水戸地裁や千葉地裁松戸支部など4件の一審判決ではNHKが勝訴した。

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