2018年7月22日(日)

フェイスブックCEOが声明 「我々は過ち犯した」

AI
2018/3/22 6:06
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 【ニューヨーク=中西豊紀】米フェイスブックのマーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)は21日、英コンサルティング会社による情報の不正流出問題にからみ「我々には個人データを守る責任がある。我々は過ちを犯した」との声明を出した。再発を防ぐためデータを共有する外部企業を精査し、個人情報の共有も承認手続きを厳しくするとしている。

 16日に発覚したこの問題で、ザッカーバーグCEOが公にコメントするのは初めて。米メディアでは同氏が沈黙を保っていることについて「リーダーシップの欠如だ」といった批判が相次いでいた。

 フェイスブックは2007年、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)の幅を広げるために、外部のアプリソフトウエアとの情報共有をしやすくした。不正関与が疑われているケンブリッジ大学の教授が13年に大量の個人データを取得できたのもその流れ。ザッカーバーグ氏はそうした経緯を説明したうえで、14年にはデータの取得を難しくする措置をとったとした。

 そのうえで同氏は「さらにやるべきことがある」として、14年より前に個人データにアクセスしていた外部のアプリソフトウエアすべてを調査すると表明。個人を特定できるデータの不正利用があれば同社のSNSから排除するとした。また、ユーザーが3カ月使っていないアプリがそのユーザーの情報にアクセスすることも禁じる。

 フェイスブックを巡っては、英コンサルティング会社のケンブリッジ・アナリティカが不正に5000万人分ものユーザーデータを取得。それが16年の米大統領選中にトランプ氏の陣営で活用されたと指摘されている。

 データ保護への「企業責任」を認め、さらに対策を講じる姿勢を見せたことで、米議会でくすぶる規制論をかわす狙いがありそう。米国ではフェイスブック批判が連日報道されており、インターネット上でも「フェイスブックのアプリを削除しよう」といった呼びかけが広まっている。

 ザッカーバーグ氏はこの日、自身のフェイスブックページを通じて声明を出した。同氏と同じく公式発言が無いと批判されていたシェリル・サンドバーグ最高執行責任者(COO)はこの投稿をフェイスブックでシェアし、「皆さんの信頼が我々のサービスの核だ」とコメントした。

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