2019年2月17日(日)

日ロ共同経済活動「集中的に作業」 外相会談で一致
5月首脳会談で合意めざす

2018/3/21 15:02
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河野太郎外相は21日、都内の飯倉公館でロシアのラブロフ外相と会談した。5月の日ロ首脳会談を見据え、北方四島での共同経済活動の具体化協議を集中的に進めることで一致した。両政府の外務次官が安全保障を話し合う「日ロ戦略対話」を4月19日にモスクワで開くことでも合意。英国で起きたロシアの元情報機関員の暗殺未遂事件についても意見を交わした。

会談前に写真撮影に応じるロシアのラブロフ外相(左)と河野外相(21日午前、東京都港区の飯倉公館)=代表撮影

両氏の会談は昨年8月の河野氏の就任以降、5回目。18日のロシア大統領選でのプーチン氏の4選後は初めてだ。

河野氏は会談後の共同記者会見で「共同経済活動について5月に向け集中的に作業していくこととなった」と強調した。両政府は共同経済活動を北方領土問題を含む平和条約締結交渉の「突破口」と位置づける。5月に予定する安倍晋三首相の訪ロの際に具体的な事業内容での合意をめざす。

北方領土の元島民らによる墓参を巡り、昨年開始した空路墓参や新たな出入域地点の設置を引き続き実施できるよう協議することも確認した。

安全保障分野では、4月19日の戦略対話の開催に加え、次官級による「日ロ安保協議」を5月に東京で開くことも合意した。河野氏は会見で「平和条約の締結に向けて日ロの相互理解を深めるには安保分野の対話が重要だ」と話した。

英国で起きたロシアの元情報機関員の暗殺未遂事件についても話題に上った。河野氏は「化学兵器の使用は許容できず、何よりも事実関係の解明が重要だ」と伝えた。ラブロフ氏は会見で「(河野氏の意見に)全く同感だ。英国側に事実関係の究明を要求しているのに成果が出てきていない」と話した。

この後、両氏は河野氏主催の昼食会で北朝鮮情勢などを話し合った。

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