農の工業化、野菜14毛作 AIや自動設備活用進む
九州食糧維新(2)
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熊本空港(熊本県益城町)近くに土耕栽培用の高機能ビニールハウスがずらりと並んでいる。3月6日に訪れると、土の上に小松菜が緑のじゅうたんのように広がっていた。ベビーリーフ(野菜の幼葉)生産で国内最大手の果実堂(同)の高瀬貴文取締役が開発した。年間14毛作を実現し、従来型ハウスの約2倍の収量確保が可能だという。
自動換気や独自の耐圧設計などが特徴で台風や降雪にも強い。果実堂は2008年にベビーリーフ栽...
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