2019年6月27日(木)

コンビニ客減少続く 24カ月連続、ドラッグ店に苦戦
既存店、成長神話に陰り

2018/3/20 21:15
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コンビニエンスストアの客数の減少が止まらない。日本フランチャイズチェーン協会は20日、開店から1年以上たつ既存店の来店客数が24カ月連続でマイナスになったと発表した。ドラッグストアやインターネット通販の台頭に押され、客数の集計を始めた2004年以降で最も長いマイナスが続く。小売りの勝ち組だったコンビニの成長神話にも陰りがみえてきた。

同協会によると、大手7社の2月の既存店客数は前年同月比1.4%減となり、16年3月から24カ月連続で前年を下回った。2月は大手3社もすべてマイナスとなり、最大手のセブン―イレブン・ジャパンとローソンは8カ月連続、ファミリーマートは11カ月連続で前年割れとなった。

売上高は新規出店でプラスを維持している。しかし、ドラッグ店やネット通販の急伸で客足は遠のいている。

ドラッグ店の17年度の市場規模は前年度比5.5%増の6兆8504億円となる見込み。日用品や医薬品、加工食品にとどまらず、生鮮食品の扱いを増やしたり24時間営業の店舗を増やしたりしてコンビニの客を奪っている。コンビニの17年の市場規模は10兆6975億円あるが、前年比1.8%増と伸び率はここ数年、鈍化している。

ネット通販の伸びも顕著だ。楽天ヤフー、アマゾンジャパンの国内ネット通販大手3社の17年の販売額は合計で約6兆7000億円に達し、前年から13%増えた。

コンビニの新規出店も続き、客を奪い合っていることも来店者数の低迷に拍車をかけている。2月末の店舗数は5万5395店と前年同月に比べ1.5%プラスと依然として増え続けている。

来店客の減少に歯止めをかけようと、セブン―イレブンは18年度末までに全国の1千店に5千台のシェア自転車を配置する。ファミリーマートでは19年度末までに500店にコインランドリーを併設する計画だ。

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