2018年12月16日(日)

東南アジア、森林伐採でもCO2増えず エルニーニョが影響

2018/3/20 20:10
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千葉大学などは20日、2000年代に東南アジアで森林伐採が進んだにもかかわらず二酸化炭素(CO2)の排出が緩やかになった原因を突き止めたと発表した。この時期は太平洋のペルー沖で水温が高くなるエルニーニョ現象が弱かったため、干ばつが起きず、熱帯雨林がCO2を多く吸収したとみている。

ただ、2015年は史上最大規模のエルニーニョが発生し、インドネシアの大規模な森林火災の影響も加わってCO2排出が急増した。地球温暖化を食い止めるには、東南アジアでの森林伐採などを制限する必要があると指摘している。

海洋研究開発機構や国立環境研究所、気象庁との成果。人工衛星の観測結果や土地利用に関するデータなどを解析した。1980年代や90年代は「強いエルニーニョ現象」が数回発生したが、00年代は起こらなかった。このため、熱帯雨林地域では猛烈な暑さや雨不足にならず、植物の光合成が活発になってCO2の吸収量が増えていた。

研究チームは今後、中央アフリカなど他地域でも検証したい考えだ。

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