「パナソニック学校」 全寮制に幸之助氏の思い
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パナソニックを形づくった一つのキーワードに「共同生活」がある。創業者の名前を冠した「松下幸之助商学院」は「街の電器屋」のパナソニックショップの後継者を育てる滋賀県草津市の研修施設だ。生徒は入学から約10カ月の寮生活を送る。1970年の開設から5千人ほど修業。幸之助氏が政治家を育てるために80年に開塾した「松下政経塾」も全寮制で、寝食をともにしながら4年間の研修を受ける。なぜ共同生活を重視するのか。背景を探った...
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