自分で歩いて防災マップ作り(大震災7年)
10代のメッセージ

2018/3/17 14:00
保存
共有
印刷
その他

岩手県大槌町立の小中一貫校「大槌学園」の7年生、堀合蓮人さん(13)は町の文化や歴史、防災を学ぶ「ふるさと科」の授業で、震災発生まで住んでいた上町地区の防災マップを同級生とともにつくった。

防災マップを作った大槌学園7年の堀合さん(左)と班員

防災マップを作った大槌学園7年の堀合さん(左)と班員

町役場の周りに住宅が立ち並んでいた地区は津波に襲われた。家族は高台に避難して無事だったが、自宅は流されたため別の地区に引っ越した。

マップづくりは2017年8月に取り組んだ。町危機管理室や自治会などの協力を得て、防災対策や地図の作り方などを学んだ後、白地図を手に上町地区を歩いた。

山肌が露出している場所のほか、幅が狭くて車両が通ることができない道路、土石流や河川の氾濫の危険性があることを示す看板の設置場所を地図に書き込み、写真やイラストを付ける工夫を凝らした。緊急時に身を寄せられる寺社や集会所、消火栓のある道路も盛り込んだ。

マップづくりを始めるまで、こうした場所を意識したことがなかったという。「自分の目で確認しておくことで、緊急時の防災につながる」ことを実感した。

幼稚園児だったため震災の記憶がほとんどなく、当時を知る地域の人にも取材した。地区の集会所を管理し住民の避難誘導に当たった男性からは津波が到達しなかった避難所を教えてもらった。

協力してもらった自治会長や地域のボランティアからは「マップを集会所に貼りたい」「備蓄品などを見直す機会になった」との反応があった。

堀合さんは「身近な場所を意外と知らないことがわかった」とマップづくりを振り返る。「危険な場所や避難所を知っていれば、他の人に伝えて助けることができる」

保存
共有
印刷
その他

関連キーワード

電子版トップ



[PR]