2018年9月19日(水)

ネット売買の中古品、「偽物」だったら?

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2018/3/18 18:30
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 フリーマーケット(フリマ)アプリの登場でリユース市場が活気づくなか、偽の中古ブランド品が紛れこむトラブルも増えている。インターネット上に出品された「偽物」に、事業者や消費者はどのように対応すべきなのか。虎ノ門法律特許事務所の大熊裕司弁護士に聞いた。

中古ブランド品の取引が活況になるなか、フリマアプリに関する相談が増えている

中古ブランド品の取引が活況になるなか、フリマアプリに関する相談が増えている

 国民生活センターによると、同センターへのフリマアプリに関する相談件数は、5年前に比べて約20倍に増えているという。2017年度は1月末までに3330件と、前年度同時期(2060件)に比べて6割以上多い。「偽物だったのに返品に応じてもらえない」という購入者や、出品者からも「偽造品だと言われ、代金が支払われない」などの相談があるという。

 ――偽物について法律の定義を教えてください。

 「偽物には2種類ある。1つ目はグッチやルイ・ヴィトンなどブランドの象徴的なマーク(商標)を商品に引用して販売した場合だ。例えば、今までに見たことのない形状の商品であっても『あ、これはグッチだ』と判別できれば、商標法違反となる」

 「2つ目は形に注目した偽物だ。ルイ・ヴィトンのバッグの形に似せる『形態模倣』と呼ばれる行為は、不正競争防止法に抵触する」

 ――偽物が出品された場合、ネットモールの運営側にも責任はあるのですか。

 「模倣品が出品された際、モール運営元にも責任が生じ得ることを認めた判例がある。商品固有の商標を無断使用したグッズがネット販売され、取引の場を提供したネットモールの運営元に対して商標権侵害の責任を負うかが争われたもので、知的財産高裁は『放置すれば運営元にも責任が生じる』との判断を下した」

 「原告はキャンディーのチュッパチャプスの商標を管理するイタリアの企業だった。ロゴが無断使用されたグッズがネットモール『楽天市場』で売られているとして賠償などを楽天に求めた。楽天は商標権者の指摘後に同ページを削除する対応をとったため『合理的期間内に問題を是正したと認められる』として賠償責任は認めなかった。つまり運営側が一定の対応を怠らなければ責任は免れる」

 ――利用者が偽物を購入した場合、モール運営側にも責任を問えるのですか。

 「それは難しい。ネットモールには何十万点の商品が出品されているので、運営側が全てをチェックするのは困難だ。サイト利用に関して、あらかじめ売買トラブルは免責事項になっていることも多い」

 「仮に商品の検品を徹底したとしても、ネットに公開された画像だけで真贋(しんがん)は分からない。実際に被害が分かるのは商品が手元に届いてからで、まずは購入元に問い合わせることが必要だ」

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