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つみたてNISA対象、ファンドスコアで比較

長期投資にふさわしいかどうかの視点から個別の投資信託をランク付けした「QUICKファンドスコア」。QUICK資産運用研究所が算出し、昨年11月から日本経済新聞電子版などで公開している。積み立て型の少額投資非課税制度(つみたてNISA)対象ファンドのうち、積極運用のアクティブ型15本のスコアを比べてみた(図表1)

QUICKファンドスコアは、各投信を(1)運用成績の安定度(2)リスクの適正さ(3)リターンに見合ったコスト(4)下げ相場での抵抗力(5)分配金の健全度――の5項目によってそれぞれ評価し、10段階で点数化した「総合スコア」を算出。点数が高いほど、分類が同じ投信の中で相対的に長期保有に向いていることを示している。

つみたてNISA対象のアクティブ型のスコア(2018年2月末時点)は、どれも10段階のうち6以上だった。スコアの平均は8.3。金融庁が長期投資向けに設定した厳しい条件をクリアしたファンドだけあって、総じて高い評価を得た。

スコアが9か10と高水準のファンドは、15本のうち7本と半数近くを占めた。一方、スコアが6だったのは3本。これらは同じリスク階級に属する投信の中で下げ相場での基準価格の落ち込みが比較的大きく、値動きの振れ幅が相対的に大きかった。

具体的に個別のスコアを見ると(図表2)、最高評価の10を獲得したファンドのひとつがレオス・キャピタルワークスの「ひふみ投信」。総合スコアの基になる5項目のうち、特に「コスト」と「分配金健全度」の評価が高かった。

「コスト」が高評価なのは、同じ分類の中で購入時の手数料や信託報酬などのコストが安いことを示している。

一方、同じマザーファンドに投資する「ひふみプラス」の総合スコアは9。レオスが直接販売する「ひふみ投信」の購入時手数料をゼロ、ほかの金融機関を通じて公開販売する「ひふみプラス」の購入時手数料を上限の3.24%として算出したことで、2ファンドのスコアに違いが生じた。

同じく総合スコアが10だった鎌倉投信の「結い 2101」は、「下値抵抗力」と「分配金健全度」の項目が高得点だった。過去リターン(分配金再投資ベース)は他のファンドと比べそれほど高くないものの、同じ分類の投信の中で基準価格の一時的な落ち込みが比較的小さく、無理に分配金を出さずに運用してきたことなどで評価が高くなった。

スコアが6だったファンドのうち、三井住友トラスト・アセットマネジメントの「世界経済インデックスファンド」は、「リスク」と「下値抵抗力」の点数が低かった。評価を押し下げた理由として、同じリスク階級に属する投信の中で値動きの振れ幅が比較的大きかったことなどが挙げられる。

(QUICK資産運用研究所 望月瑞希)

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