2018年4月25日(水)

「除染は不適切」 技能実習で法務省が見解

2018/3/14 21:51
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 技能実習生として来日したベトナム人男性(24)が福島県郡山市で除染作業に従事していた問題で、法務省は14日、「除染は技能実習の趣旨にそぐわない」との見解を公表した。今後、実習生を受け入れる企業などに、除染に従事させないとの誓約書を提出させる。

 技能実習は外国人が日本で働くことを通じて技能・技術・知識を習得し、母国の経済発展に生かすのが目的。法務省は14日付の文書で(1)除染は一般的に海外で行われる業務ではない(2)放射線被曝(ひばく)への対策が必要な環境は、実習生が技能習得に専念できる環境とは言いがたい――として、趣旨にそぐわないと結論づけた。

 一方、ベトナム人男性らは同日、東京・永田町の衆院第2議員会館で記者会見した。男性を支援する全統一労働組合(東京・台東)の佐々木史朗書記長は「除染は制度の趣旨に反する。本人の同意を得ず、十分な教育をせずに作業させたのは問題」と批判した。

 男性は会見で「(除染と知っていたら)絶対に日本に来なかった。将来、健康に影響が出ないか心配」と述べた。

 同組合などによると、男性は2015年9月に来日。同年10月から16年3月まで、受け入れ先の岩手県の建設会社に指示され、福島県郡山市の住宅地などの除染に数十回にわたり従事した。16年3月以降は、避難指示が解除される前の福島県川俣町などで、被災建物の解体をした。

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