2019年5月20日(月)

育てグローバル人材 千葉大とイオンが連携

2018/3/15 1:00
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「グローバル人材」を千葉で育てよう――。千葉大学とイオンは14日、ビジネスや学術、文化などの分野で国際的に活躍できる若者の育成を目的とした包括連携協定を結んだ。大学が持つ「知」と企業の現場経験を組み合わせ、異文化に柔軟に対応できる人材を育成する。

千葉大学の西千葉キャンパス(千葉市)で協定の調印式を開いた

提携の第1弾として、すべての学部生を対象とした海外ビジネス講座を10月に開設する。海外での勤務経験を持つイオングループの社員らが講師を務め、世界各国の消費文化の違いや店舗運営や商品展開のノウハウなどを教える予定だ。

2018年度は学部生向けに計8コマの講義を予定しているほか、大学院生向けに討論方式の講義も開く。講義は卒業に必要な単位に算入できる。18年度の成果を検証したうえで、19年度以降の講義内容の拡充も検討する。

イオンで人事を担当する高橋丈晴執行役は「海外での成功体験だけでなく、失敗事例なども織り交ぜて実学に基づく知識を共有していきたい」と話す。

インターンシップ(就業体験)やキャリア教育でも積極的に連携する。具体的な内容は今後詰めるが、海外留学中の千葉大生をイオンが現地店舗の研修生として受け入れ、海外での店舗運営ノウハウを実地で学ばせることなどを想定している。徳久剛史学長は「海外と日本、両方のイオン店舗で研修できれば文化の違いを身をもって体験できる」と期待を寄せる。

グローバル人材の育成を目標に掲げる千葉大は国立大学で初の「国際教養学部」を16年に設置。17年9月にはタイのバンコクにサテライトキャンパスを開設するなど、海外での活躍をめざす学生や研究者に育成に力を入れている。

世界12カ国、およそ4000カ所の店舗・事業所を展開しているイオンも「海外事業を積極的に推進するため、グローバルに活躍できる人材が今まで以上に必要となる」(高橋氏)。大学と企業の狙いが一致し、双方の人材育成システムの水準を高めていく。

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