2018年12月17日(月)

香港キャセイ航空、2期連続赤字、2017年12月期

2018/3/14 20:00
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【香港=粟井康夫】香港のキャセイパシフィック航空が14日発表した2017年12月期決算は最終損失が12億6000万香港ドル(約170億円)と、2期連続の赤字だった。中国の国有航空や格安航空会社(LCC)との競争激化で旅客部門の収益の低下が続き、赤字額は前の期の約2倍に拡大した。ただ下半期は最終損益が黒字転換するなど、業績には改善の兆しもみられる。

旅客部門では乗客1人を1キロメートル運ぶことで得られる収入を示す「イールド」は3%低下した。原油価格の上昇で燃料費が膨らんだほか、過去のヘッジ(回避)取引に伴う損失も64億香港ドルと引き続き高水準だった。

一方、貨物部門のイールドは11%増と、6年ぶりに上昇に転じた。ジョン・スローサー会長は記者会見で「中国の輸出入の好調や、電子商取引(EC)が成長の原動力になった」と語った。

キャセイ航空は17年に3カ年の経営改善計画を策定。本社人員約600人をリストラするなどコスト削減を進める一方、香港と欧州、アフリカを結ぶ長距離路線を開設するなど収益源の多様化を進めている。スローサー会長は自らの退任時期について「決まった日時はない」と話した。

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