2019年6月19日(水)

メルケル氏、求心力低下 後継にはや注目

2018/3/14 18:00
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【ベルリン=石川潤】メルケル氏が首相に就くのは今回が最後で、遅くとも2021年には退任する見込みだ。17年9月の連邦議会選挙での大幅な議席減や連立協議の迷走で求心力が低下しており、任期途中での退任を見込む声もある。欧州の盟主とされるドイツの首相の座を誰が引き継ぐのか、後継者争いへの注目が高まっている。

ドイツメディアなどで最有力とされるのが、メルケル氏率いるキリスト教民主同盟(CDU)の新幹事長、アンネグレート・クランプカレンバウアー氏(55)だ。ドイツ西部ザールラント州の州首相を務め、堅実な手法から「ミニメルケル」の異名を持つ女性だ。

名前の頭文字から「AKK」とも呼ばれる。メルケル氏の中道路線に近い立場で、同氏からの信頼も厚い。

対抗馬はCDUの保守派、イェンス・シュパーン氏(37)だ。難民問題などでメルケル批判を繰り返したが、保健相として入閣した。親ビジネスの中堅政党、自由民主党(FDP)のリントナー党首とも親しく、シュパーン氏がメルケル氏の後継になれば党の中道路線は大きく転換する。

メルケル政権は4期目に入るため、本来であれば、もう一つの二大政党、ドイツ社会民主党(SPD)で政権奪回の機運が高まってもおかしくない。ただ、党内対立が深まり、支持率も大きく下がったままだ。初の女性党首になる見通しのアンドレア・ナーレス氏(47)が党勢を立て直せるかどうかが、次期首相の行方にも影響する。

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