2018年12月15日(土)

「推しメン」の声だけ抽出可能 KDDIが映像制作

IoT
モバイル・5G
2018/3/14 15:58
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KDDIは3月14日、複数人の声から1人を抽出できる映像コンテンツをアイドルグループ「ハロー!プロジェクト」と共同制作したと発表した。グループで歌っている場面でも、お気に入りのメンバー「推しメン」の声だけを聴ける。雑踏のなかで特定人物の声をとらえられるため、警備などにも応用できるという。

映像コンテンツを体験する「モーニング娘。'18」のメンバー(14日、東京都港区)

同社が開発した「音のVR(仮想現実)」という技術を使った。全方位カメラと6本のマイクで収録し、360度の映像と音声を合成する。画面で人物や楽器にズームすると、声や音が鮮明に聞こえる仕組み。KDDI総合研究所の滝嶋康弘執行役員は「自分のスタイルにあう映像の見方ができる」と説明する。

映像は4月以降、KDDI(au)の直営店などで体験できるほか、5月には期間限定でアプリの配信も予定している。14日の記者会見で新コンテンツを体験した「モーニング娘。'18」の飯窪春菜さんは「自分がセンターになった気分になれるし、何回も映像を楽しめる」と話した。

KDDIは早期のサービス化を目指す。推しメンだけでなく、音楽会などで歌う子供の声を抽出することも可能。4Gの100倍の通信速度がある次世代通信規格「第5世代(5G)」と組み合わせれば、ライブ会場でも観客が推しメンの声だけを聴けるほか、遠隔地でも同じライブ体験ができる。

ビジネスの場面であれば、テレビ会議で話を聞きたい人物の声を強調できる。人混みのなかで特定人物の声をとらえられるため、警備にも役立つという。

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