2018年6月24日(日)

李明博・元韓国大統領、検察に出頭 不正資金疑惑

2018/3/14 9:38
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 【ソウル=山田健一】韓国の李明博(イ・ミョンバク)元大統領が14日、在職中の収賄容疑などで取り調べを受けるため、ソウル中央地検に出頭した。検察は李氏が同国の情報機関、国家情報院による裏金上納事件などに関与したとみている。李氏は容疑を全面的に否認するとみられる。

 午前9時すぎに地検に着いた李氏は「民間経済が難しく、安全保障環境が厳しいときに国民の皆様に心配をおかけして申し訳ない」と述べた。

 検察は2月、国家情報院が大統領府に裏金を上納した事件で、李政権の大統領府で総務企画官を務めた金伯駿(キム・ペクチュン)被告を収賄などの罪で起訴。起訴状で李氏を「主犯」と明記した。同氏が裏金の上納を指示した可能性が高いとみているもようだ。

 このため、ソウル中央地検は6日、李氏を被疑者の身分で聴取することを決め、14日に出頭するよう通知した。李氏は実兄が会長の自動車部品会社の費用を大手財閥に肩代わりさせた疑いも取り沙汰されている。韓国メディアによると、同氏が関わった可能性がある不正な資金は100億ウォン(約10億円)以上とされる。

 李氏は一連の捜査について、任期を終えた大統領が相次いで検察の捜査対象になってきた韓国の歴史を踏まえ「政治報復」と主張する。1月には自身や周辺に対する捜査について「多くの国民は、保守壊滅を図る政治工作、政治報復とみている」と発言。これに対し文在寅(ムン・ジェイン)大統領が「沸き上がる怒りを禁じ得ない」と強く批判したことがある。

 14日は金被告の初公判も予定されている。

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