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バイアスロン日本女子、強風に泣く 出来島9位

2018/3/13 19:20
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射撃の失敗が追加の周回につながるというバイアスロンの「懲罰」が、日本女子の心をじわじわとむしばんだ。この日は大会始まって以来の強風で射場の国旗がバタバタと音を立てるほど。もちろん日本チームも平昌前に国内の数少ない射場で練習を重ね、風にも対応してきたつもりだった。

女子10キロ立位で射撃する阿部=共同

女子10キロ立位で射撃する阿部=共同

特に阿部は10日の初戦で「レースでは何年かぶり」という10発全て成功させる「満射」。平昌の風を味方につけたかと思わせた。

ところがこの日は4回計20発のうち、成功は12発。1発外せば1周ペナルティーだから、疲労の蓄積が次の射撃に影響する悪循環に陥る。最終4回目は4連続失敗。気持ちは切れていただろうに最後まで走りきり、過呼吸で医務室に運ばれた。

射座では突風が起こり、的付近とは逆の風も吹いたという。想定以上の暴れ具合に手を焼き、わずか11発の成功だった出来島も「ミスが順位に大きく響いた」と肩を落とした。

一方で表彰台に立ったロシアからのNPA(中立のパラリンピック選手)やウクライナ勢の失敗は全体で1、2発のみ。しかも射場に入ってから撃ち終えるまでのスピードが圧倒的に速い。

「海外勢は難しい風など色々と経験している」と日本代表の滝沢ヘッドコーチ。一方、自衛官でもない日本のパラ選手には風を感じて射撃できる場所がほとんどない。この競技で過去メダル6個と健闘してきた日本。厳しい銃規制があるとはいえ、長年指摘されてきた練習環境の改善がなければ、今後世界は遠ざかるばかりだ。

(鱸正人)

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平昌パラ 注目の日本勢

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