2018年6月18日(月)

73種類のがん変異血液で、大腸や胃など 国立がんセンターが治験

科学&新技術
2018/3/13 16:50
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 国立がん研究センター東病院は13日、大腸がんや胃がんなどに関係する73種類の遺伝子異常を血液で調べて治療に役立てる医師主導の治験を始めたと発表した。現在は内視鏡や針でがん組織を採取しており、患者の負担が大きい。血液でわかれば、繰り返し検査ができ、治療効果の高い抗がん剤を選びやすくなる。最終的には2千人規模で実施する計画だ。

 遺伝情報をもとに最適な薬を探す「がんゲノム医療」の取り組み。患者から血液20ミリリットルを採取して米国に送り、治療や病気の経過予測に役立つとされる73種類のがん遺伝子を調べる。結果は2週間ほどでわかる。開発中の治療薬がある遺伝子変異が見つかった場合は、臨床試験への参加などを促す。

 まず、標準的な抗がん剤では効果がなくなった大腸がん患者200人で始め、軌道に乗れば1千人ほどに増やす。大腸がん以外では、胃や食道、肝細胞、胆道、膵臓(すいぞう)など7種類以上の消化器がんの患者約1千人を対象に遺伝子変異を調べ、1年半ほどかけて効果を確かめる計画。

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