2018年6月26日(火)

米、対シリアへ再攻撃を示唆 安保理で

2018/3/13 11:34
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 【ニューヨーク=高橋里奈】米国のヘイリー国連大使は12日、国連安全保障理事会のシリア情勢を巡る会合で、停戦決議を順守しないアサド政権を国際社会が阻止できなければ、米国は再び攻撃すると示唆した。安保理は2月24日に採択した決議で30日間の停戦を求めたが、ロシアを後ろ盾とするアサド政権は攻撃を継続している。

 トランプ米政権は2017年4月、アサド政権が化学兵器を使用したとの理由で巡航ミサイルで攻撃した。これを踏まえヘイリー氏は「国際社会が失敗し続けるならば自国の行動をとる場合もある」と発言。「この警告をもう一度繰り返す」と述べ、米国は軍事行動も辞さない構えを強調した。

 ロシアとシリアは決議が過激派組織「イスラム国」(IS)などのテロ組織を停戦の対象外としたことを口実に、反体制派の拠点の東グータに「テロリストがいる」として攻撃を強めている。ヘイリー氏は「交渉でつくった抜け穴を悪用して市民を打ちのめしている」と批判。米国は停戦を順守させるため、テロ組織も対象とする新たな決議案を配布した。

 だが、ロシアのネベンジャ国連大使は即時停戦は「夢物語だ」とし、「テロの試みが一時停戦を損ない極度の緊張をもたらしている」と主張した。「シリア軍の対テロ作戦は停戦決議と矛盾しない」として攻撃を正当化した。

 国連のグテレス事務総長は「一時停戦は守られておらず、(ダマスカス郊外の)東グータなどで暴力が続いている」と述べ、人道支援が困難な状況に陥っていると報告した。

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