2019年3月24日(日)

中国主席「朝米対話に期待」 積極的関与を強調
韓国高官と会談

2018/3/12 22:41
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【北京=永井央紀】中国の習近平(シー・ジンピン)国家主席は12日、北京で韓国大統領府の鄭義溶(チョン・ウィヨン)国家安保室長と会談した。鄭氏は先に会談したトランプ米大統領、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長との協議内容を説明。中国外務省によると習氏は「南北首脳会談と朝米対話が順調に行われることを期待する」と述べた。

習氏は「中国はこれまでずっと南北朝鮮の関係改善と米朝の接触・対話を支持してきた」と述べ、朝鮮半島の非核化と対話による解決を目指す方針を改めて強調した。韓国の働きかけによって北朝鮮の核問題をめぐる関係国が対話へ傾いていることに「韓国の努力を評価する」と表明した。

ただ、韓国主導で南北朝鮮や米朝の首脳会談に道筋がついたことについて、中国では自らの影響力低下を警戒する声がある。習氏は会談で「中国は韓国や国際社会とともに(問題解決に)関係する活動をさらに行っていく」と語り、今後の協議には中国が積極的に関与していく考えを示した。

鄭氏は「足元の朝鮮半島における前向きな変化には、中国が重要な役割を果たした」と強調。中国の懸念に配慮した。習氏は「関係国が非核化と平和安定という目標を堅持すれば、朝鮮半島は氷が解けるだろう」とも語った。

韓国大統領府によると、文在寅(ムン・ジェイン)大統領は鄭氏を通じて、習氏に「なるべく早く国賓として訪韓する」よう要請した。

韓国メディアによると鄭氏は習氏との会談に先立ち、中国外交トップの楊潔篪国務委員とも会談。「中国が非核化を平和的に実現するとの原則を堅持してきたことが大きな支えになっている」と述べ、中国の果たした役割を評価した。

韓国筋によると習氏と鄭氏の会談は35分間だった。鄭氏は12日夜は王毅外相との夕食会に出席した。

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