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「理解広がるきっかけに」 障害持つボランティアら 来場者と笑顔で交流

2018/3/12 15:35
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【平昌=西城彰子】平昌冬季パラリンピックでは、30人以上の韓国人の障害者がボランティアとして大会を支えている。「大会を成功させ、障害者への理解を広げたい」。国内外からの来場者たちと笑顔で交流している。

江陵市の五輪・パラリンピック広報施設で来場者を案内するクォンさん(8日、江陵)=西城彰子撮影

ボランティアセンターでユニホームを試着するハ・テギュさん(6日、平昌)=横沢太郎撮影

「メダル表面の水平の波模様が見えますか? これは『公平』を表現したデザインです」。江陵市内にある五輪・パラリンピックの広報施設で、電動車椅子に乗った大学4年生、クォン・ヒョヌさん(24)が来場者に展示物の説明を始めた。身ぶり手ぶりを交え、笑顔で施設を案内した。

先天性の脳障害で下半身がまひして動かない。旅行が大好きで、2016年には大阪への一人旅にも挑戦した。「地下鉄の移動でも助けてくれる人がいて楽だった」といい思い出だ。

世界中から人が集まる冬季五輪・パラリンピックが自国で開かれることとなり、「国家的行事に参加してみたい」とボランティアに応募した。

障害があるからこそ、来場する体の不自由な人への対応で気を付けていることがある。「できること、できないことを決めつけない。訪れた人がサポートしてほしいことをきちんと聞き、対応したい」と力を込める。

カーリング会場で案内や交通整理のボランティアを務めるハ・テギュさん(23)は、生後3カ月から右半身を思うように動かすことができない。リハビリを通じて14年に陸上競技に出合い、韓国国内の障害者の大会で銀メダルを獲得するほどの実力者だ。

幼いころは障害を理由に友人に冗談を言われ、落ち込むこともあった。しかし、陸上競技に打ち込むうちに「障害があっても努力すればできないことはない」と前向きな考えを持つことができるようになった。

「韓国ではまだ障害者への偏見も感じる」という。それだけに今回のパラリンピックへの期待は大きい。「選手のすばらしいプレーを見れば、人々の障害者への認識が変わるきっかけになる」と大会が成功するために力を注いでいる。

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