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阪神、先発投手底上げのカギ握る若手の躍動

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2018/3/13 6:30
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オープン戦で1勝6敗1分けの最下位(12日現在)と低迷する阪神だが、若手にアピールの機会を与える金本知憲監督の方針の下、将来性を感じさせる頼もしい先発投手陣も台頭してきている。大黒柱のメッセンジャーも36歳を迎え、大器の藤浪晋太郎も伸び悩む中、開幕ローテーション争いに名乗りを上げる19歳の才木浩人、23歳の小野泰己ら有望株の一層の成長が、先発陣強化のカンフル剤となる。

才木は長身からの角度のある直球が持ち味=共同

才木は長身からの角度のある直球が持ち味=共同

兵庫・須磨翔風高からドラフト3位で2017年に入団した才木は、189センチの長身から投げ下ろす角度のある直球を最大の持ち味とする右腕。150キロ超の球威十分のストレートは潜在能力の高さを感じさせ、ルーキーイヤーに1軍で2試合に登板するなど首脳陣の期待も大きい。

才木、武器の直球に自信深める

6日のDeNA戦(甲子園)では、藤浪の後を継いで五回から2番手で登板した。4回を1安打無失点。このうち3回を三者凡退に封じる投球内容で「真っすぐで押していける感じがあった。自信につながる」とアピールに成功した。

圧巻だったのは六回。まだ肌寒く、打者のスイングが完全には仕上がっていない時期とはいえ、桑原将志、大和の主力クラスを含む3人を3連続空振り三振にしとめた。高めに伸び上がるような軌道の速球は、相手打者が思わずバットを出してしまうほどの威力。この効き目を生かし、フォークボールでも2つの三振を奪った。

「まだ高めに浮いてしまう割合が高い。(打者が)振ってくれないときに自滅してしまう」と才木。武器である直球の質と精度をさらに高める必要性を自覚したが、春季キャンプからの重点課題であった変化球のコントロールには確かな手応えも感じた様子だ。「スライダーでストライクが取れた。変化球でカウントを稼げるのは大きい。いい方向にいっているのかな」

オープン戦のマウンドで粗削りながら力強さを示した大型右腕を、香田勲男投手コーチは「若者らしい躍動感、『打てるものなら打ってみろ』というものをすごく感じた」と高く評価した。まだ高卒2年目だけに、金本監督は「セット(ポジション)になると(球威が)落ち気味になる。あとはスタミナ。五、六、七回以降のスタミナが見たかったけどね」と慎重な姿勢を崩さないが、「しっかりアピールして、先発ローテーション入りのチャンスがあるならどんどん狙いたい」と野心を隠さない19歳の存在は、先輩投手たちに大きな刺激を与えている。

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