AIが試験や就職を支援、星薬科大と木村情報技術

2018/3/12 20:00
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星薬科大学の亀井淳三教授(左)と木村情報技術の木村隆夫社長

星薬科大学の亀井淳三教授(左)と木村情報技術の木村隆夫社長

星薬科大学とIT企業の木村情報技術は人工知能(AI)を利用した学生支援システム「AI-Campus(AIキャンパス)」を共同で開発すると2018年3月9日に発表した。学生の日々の生活や国家試験対策、就職活動をAIで支援し、教育の質向上や就職時のミスマッチ解消を目指す。2018年7月にベータ版、9月に本サービスの提供を開始する計画だ。星薬科大の亀井淳三 薬物治療学教室教授は「AIを学生支援に生かすAI大学構想を以前から持っていた。それが具体化できるタイミングになった」と話す。

AI-Campusは「試験を欠席したらどうなる?」といった学生の質問に答える機能や、企業情報を動画で配信したり学生からの問い合わせに答えたりするリクルート用機能、薬剤師国家試験対策の機能などを提供する。米IBMのAIシステム「Watson」を利用して、問い合わせに対する自然なやり取りを可能にするほか、学生の適性や行動に応じて回答できるようにしていく。国家試験対策では「学生が苦手とする分野を見極め、過去の問題から苦手分野を中心としたテストをAIが出題して、苦手分野を克服できるようにしていく」(木村情報技術の木村隆夫社長)。

木村情報技術は日本でのWatsonパートナー企業の第1号で、製薬会社を中心に導入実績を持つ。木村社長が星薬科大出身で同大に寄付講座を持っているほか、同大が描くAI大学構想と一致したことが共同開発につながった。他の薬科大や、薬学系以外の大学にも広げていく考えだ。日常生活で使うプラットフォームとして大学や学生の利用を促し、その上でリクルートを希望する企業を増やしていく。企業への課金を主な収益源とする。2021年までに売り上げ10億円を目指す。

(日経 xTECH/日経コンピュータ 田中淳)

[日経 xTECH 2018年3月9日掲載]

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