2018年9月24日(月)

健康寿命トップ男性は山梨、女性は愛知 厚労省推計

2018/3/9 18:03
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 厚生労働省が9日公表した2016年の健康寿命の推計値で、都道府県別では男性は山梨(73.21歳)、女性は愛知(76.32歳)が首位だった。男性の山梨は前回(13年時点)に続く首位で、女性の愛知は前回18位から急上昇した。首位と最下位の差は男性2.00歳、女性2.70歳。前回(男性2.67歳、女性3.29歳)と比べ都道府県格差は縮小した。

 健康寿命は介護を必要とせず自立した生活を過ごせる期間。社会保障費の抑制のためにも健康寿命を延ばすことが重要だ。厚労省の研究班が3年に1度の国民生活基礎調査(大規模調査)を活用し、熊本地震の影響で調査ができなかった熊本を除く46都道府県の健康寿命を推計した。

 男性は山梨が首位で、2位は埼玉(73.10歳)。埼玉は前回の21位から大きく順位を上げた。3位は愛知(73.06歳)で、こちらも前回の12位から上昇。最下位は秋田(71.21歳)だった。

 女性は愛知に続く2位の三重(76.30歳)は前回の8位から順位を上げた。前回首位の山梨(76.22歳)は今回3位。最下位は広島(73.62歳)だった。

 男女とも健康寿命が長い山梨について、厚労省は「山梨は男性の野菜摂取量が多いほか、男女ともがん検診の受診率が高い」と話す。愛知については健康づくりの指導者を養成し、運動する住民を増やしてきた取り組みなどが奏功しているのではないかとみている。

 健康寿命の都道府県格差は、男性は10年が2.79歳、13年が2.67歳、16年が2.00歳と縮まってきている。女性は10年の2.95歳から13年に3.29歳と広がったが、16年は2.70歳と縮小した。介護予防に取り組む自治体の増加などで格差は縮小しつつある。

 研究班代表の辻一郎・東北大教授(公衆衛生学)は「がん検診の受診率の向上や糖尿病の重症化予防などの取り組みを一層、進める必要がある」と話す。高齢者の社会参加の場を広げていくことが、認知症の予防につながるという。

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