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神戸主将のポドルスキ、真価問われる2シーズン目

サッカーJ1神戸の元ドイツ代表FW、ポドルスキが今季、主将に就任した。鳴り物入りで加入した昨季はJ1リーグ戦15試合で5得点と存在感はいまひとつ。名実ともにチームの柱となったポドルスキが覚醒した姿を見せられるかどうかが、近年、リーグ中位に甘んじる神戸の上位進出への鍵を握る。

3日の清水戦で奮闘したポドルスキ(左)。今季は真価が問われる=共同

強烈な左足シュートを武器にドイツ代表で通算49ゴールを挙げたストライカーは今季、ピッチ上で目まぐるしくポジションを変える。最前線にいたかと思えば、中盤の底の位置から攻撃を組み立てることも。ホーム開幕戦だった3日の清水戦では、左サイドから得意のロングキックでたびたび精度の高いクロスを供給し、相手の背後を突くスルーパスで好機をつくった。

スペインの強豪バルセロナを手本に掲げるチームは吉田孝行監督の下、敵陣に入って主導権を握り続けるサッカーを目指している。ただ、現有戦力では、中盤で球をキープしてパスを散らす、攻撃のかじ取り役が見当たらないのが事実。そこで点取り屋のポドルスキに自由に動く特権を与え、ゲームメーカーの役割も担わせることになった。監督は「彼がいないとつなげないから、(前線から)下りてやってくれている。球を回したいチームの戦術」と説明する。

バイエルン・ミュンヘン(ドイツ)、アーセナル(イングランド)などの世界的クラブでもプレーしてきた32歳は、指揮官の期待を好意的に受け止めている。「誰が得点を取るとかではなく、チームとして勝つことが目標。32歳で個人的なタイトルが欲しいわけでもない。チームが結果を残すために自分が何をできるかを常に考える」

初タイトルを狙う今季だが、リーグ戦はここまで1分け1敗と苦しいスタートだ。清水戦は2点差を追いつきながら、終盤に守りのマークが緩んだところを突かれて失点を重ね、2-4で完敗。新主将は「(失点した)立ち上がりの悪さが課題。そこを解決しないと勝ち点は取れない」と言葉を絞り出した。

尾を引きかねない状況で救いとなるのは、ポドルスキに表れた変化だろう。ドローだった鳥栖とのリーグ開幕戦では終了直後にピッチで円陣を組み「自信を持ってやろう。うちはもっと強くなる」と仲間を鼓舞。「ああいう姿は今までなかった」と吉田監督を驚かせた。「ピッチ上で身ぶりや手ぶりを交えて、やりたいサッカーを求めていきたい」と強調するポドルスキ。世界の一線級を知る経験で周囲の力を引き出せるか。真価が問われるシーズンになる。

(常広文太)

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