株、消えた500円高 上げ幅抑える4つの売り圧力
証券部 福井環
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9日の東京株式市場で日経平均株価は、前日比101円高の2万1469円で取引を終えた。株式市場を揺さぶっていた米関税を巡る通商問題と日本株の重荷として意識されてきた北朝鮮の地政学リスクの後退が同時に起き、急速にリスクオンに傾いた。上げ幅は一時500円を超えた。ただ、朝方の買いが一巡した後は、ホンダや日産自動車など景気敏感株が下げに転じ、上げ幅は縮小。一時マイナスにも転じた。今晩の米雇用統計の発表を...
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