2018年4月24日(火)

熊谷6人殺害、ペルー人被告に死刑判決
さいたま地裁

2018/3/9 11:01 (2018/3/9 14:17更新)
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 埼玉県熊谷市で2015年9月、小学生姉妹を含む男女6人が殺害された事件で、強盗殺人などの罪に問われたペルー人、ナカダ・ルデナ・バイロン・ジョナタン被告(32)の裁判員裁判の判決公判が9日、さいたま地裁で開かれ、佐々木直人裁判長は求刑通り死刑を言い渡した。

ナカダ・ルデナ・バイロン・ジョナタン被告=共同

ナカダ・ルデナ・バイロン・ジョナタン被告=共同

 責任能力の有無や程度が争点。判決理由で佐々木裁判長は、被告が被害者の遺体を隠したり血を拭き取ったりしていることから「法に触れると認識していた」と指摘。完全責任能力を認め、「統合失調症の影響で心神喪失だった」との弁護側の無罪主張を退けた。

 その上で「何ら落ち度のない6人の生命が奪われた結果は極めて重大で、残虐な犯行」と厳しく非難した。

 また「被告が人の生命を奪う危険な行為と分かって行っていたことは明らか」と殺意を認定。弁護側は、強盗殺人の立証が不十分として、殺人と窃盗の罪にとどまると主張していたが、判決は「強盗の故意があったと強く推認できる」と述べた。

 被告は公判で事件のことを具体的に語らなかったが「被害者たちの死亡に直接関与したと推認できる」とした。

 判決によると、15年9月14~16日、金品を奪う目的で住宅3軒に侵入し、田崎稔さん(55)、妻の美佐枝さん(53)、白石和代さん(84)、加藤美和子さん(41)と長女、美咲さん(10)、次女、春花さん(7)の6人(年齢はいずれも当時)を包丁で刺すなどして殺害した。〔共同〕

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