2018年12月17日(月)

米朝首脳5月にも会談 金正恩氏が要請、米政府発表

2018/3/9 10:52 (2018/3/9 12:53更新)
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【ワシントン=永沢毅】米ホワイトハウスは8日、トランプ米大統領が北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)委員長の申し出を受け入れ、直接会談に応じると発表した。韓国大統領府によると、トランプ氏は5月までに会談する意向で、金委員長は核・ミサイル実験の凍結を約束した。米朝首脳会談が実現すれば歴史上初めてとなる。朝鮮半島を中心とした東アジア情勢に大きな変化をもたらすとともに、日本の外交・安全保障政策にも影響を及ぼすのは確実だ。

サンダース米大統領報道官が8日発表した。同氏によると、首脳会談の場所や日程はこれから詰めるとしている。別の米政府高官は会談時期について「2~3カ月以内の話だ」と述べた。

これに先立ち、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領特使として北朝鮮を訪れていた鄭義溶(チョン・ウィヨン)大統領府国家安保室長がトランプ氏と面会し、訪朝結果を説明した。

鄭氏によると、金委員長はトランプ氏とのできるだけ早い時期の会談を熱望していると表明。非核化への意欲とともに、核・ミサイル発射実験を凍結すると約束した。これまで北朝鮮への脅威になるとして中止を求めてきた米韓合同軍事演習の継続にも理解を示した。

トランプ氏は「恒久的な非核化を達成するため、5月までに金委員長に会う」と語ったという。この後、トランプ氏は8日、ツイッターに「金正恩氏は韓国特使と非核化について協議した。単なる(核実験の)凍結ではない。北朝鮮はミサイル実験もこの期間実施しない」と強調。「大きな進展だが合意に達するまで制裁は続ける。会談を計画中だ!」と書き込んだ。

米政府高官は今回の決定を受け、米朝首脳会談が実現したとしても「北朝鮮への『最大限の圧力』は続く」と記者団に説明した。トランプ氏と韓国特使の面会にはマティス国防長官、マクマスター大統領補佐官(国家安全保障担当)らが同席した。

トランプ氏は6日、北朝鮮が非核化に向けた米国との対話に意欲を示したことについて「北朝鮮は真剣だと思う」と一定の評価を示していたが、米朝対話については北朝鮮の出方を見極める考えを示していた。ティラーソン米国務長官も8日、米朝交渉開始までは「遠い」と語っていた。

ただ、韓国は米朝協議の仲介に向けた外交を加速。今月には特使を北朝鮮に派遣し、金正恩氏と4月末の南北首脳会談の開催で合意した。その後、訪米した鄭氏は金正恩氏のメッセージをトランプ氏に伝達する役割を果たした。 

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