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トランプ流サプライズ、米朝首脳会談を電撃発表

【ワシントン=永沢毅】北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)委員長の提案を受け、米朝首脳会談に同意したトランプ米大統領。米韓両政府による8日の電撃的な発表は米国の内外に衝撃を与えた。自らの政権幹部や同盟国にも直前まで知らせず、慎重論を押し切る「トランプ流」の最大級のサプライズとなった。

「これから韓国が重大な発表をするぞ」。韓国特使によるホワイトハウスでの米朝首脳会談を巡る発表の約2時間前。トランプ氏が突如、ホワイトハウスの記者会見室に現れて記者団にこう告げた。記者団が「米朝対話に関することか」と尋ねると「それよりもはるかに大きな話だ。信用してくれよ」と笑顔で語った。

オバマ前大統領ら歴代の米国の大統領は折に触れてこの場所で記者会見に応じてきた。主要メディアを「フェイクニュース」などと攻撃し、敵対的な姿勢を示してきたトランプ氏が訪れるのは初めてだ。重大ニュースがあることをあらかじめ「通告」し、北朝鮮問題での進展を予測していなかったメディアの鼻を明かしてやりたいという心境がうかがえる。

ホワイトハウスは国防総省などにも事前に発表内容を伝えず、同省関係者は「我々は内容を把握していない」と記者団に語っていた。トランプ氏らごく少数の政権中枢の幹部しか内容を事前に把握していなかったとみられる。

米東部時間午後7時(日本時間9日午前9時)からの発表時間が迫ると、一部の米メディアが「金委員長がトランプ氏を米朝首脳会談に招待した」と伝え始めた。韓国の鄭義溶(チョン・ウィヨン)大統領府国家安保室長が大統領執務室などがあるホワイトハウスのウエストウイング(西棟)の前で発表したのは、午後7時10分ごろだった。

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