千葉県大多喜町がドローン講習 災害時に活用
千葉県大多喜町は20日、職員を対象にしたドローン(小型無人機)の操縦講習を開く。各課から希望者を募り約20人が参加する予定。ドローンを飛ばし、災害時に人が立ち入れない場所で被害状況を把握したり、町内で開くイベントの空撮をしたりする活用法を検討している。

講習はドローン販売などを手がけるアークステーション(横浜市)が担う。操作方法や安全対策のほか、飛行制限区域などについて半日かけて指南する。町職員は講習を機に、どの分野でドローンを活用できるかを洗い出す。必要であれば機体の購入も検討する。
同町は山林に囲まれた地域が多く、自然災害時に道路の寸断などにより、被害状況の把握が難航する可能性がある。職員が操縦方法を習得すれば迅速に被災状況を確認できるようになるとみて、活用法を探る。