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野村総研、初の「カブキ債」発行へ 国内で豪ドル調達
M&A資金の返済に充当

2018/3/8 20:30
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野村総合研究所は、国内投資家向け外貨建て債券「カブキ債」を今月中旬にも起債する。国内の発行体が国内公募で外貨建て債を発行するのは初めて。今回調達する外貨は豪ドルで、オーストラリア子会社買収時に借り入れた資金の返済に充てる計画。海外ではなく国内で外貨建て債を発行することで、資金調達手法や国内社債市場の拡大を促す狙いもある。

年限は5年を予定し、発行額や利率は今後詰める。生損保など国内大手機関投資家の需要を見込む。円債の金利が低水準のなかで、外債へのニーズは底堅い。投資家にとって、投資先の分散にもつながりやすい。

野村総研は事業拡大に向けて海外M&A(合併・買収)を加速しており、17年3月期にオーストラリアのIT(情報技術)サービス会社ASGグループを買収した。米国の金利上昇で国内でも金利の先高観が意識されており、低金利環境下での起債を決めた。

今回の調達は、安価に外貨を調達できる市場をつくりたいとの思惑もあるようだ。発行体が海外で外債を発行するには新たに格付けを取得する必要があるほか、外国語で資料を作らなくてはならず、手間と費用がかかる。人員と費用を賄える企業でないと難しいが、国内での発行であれば、多くの企業が活用できる道が開ける。

「カブキ債」という名称は変幻自在という意味を込めており、主幹事の野村証券などと話し合って決めたという。

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