2019年7月19日(金)

東北電、東急系電力に33%出資 首都圏へ電力卸販売拡大

2018/3/8 19:12
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東北電力は8日、東京急行電鉄子会社で新電力大手の東急パワーサプライに33.3%出資したと発表した。東急パワーサプライは東急沿線を中心に強い販売力を持つが、自社で発電所を持たず、販売する電力の安定調達が課題。首都圏で電力の卸販売を拡大したい東北電と思惑が一致した。エネルギー大手の首都圏進出の動きが相次いでおり、競争が激化しそうだ。

東北電は東急電鉄が持つ東急パワーサプライの株式を取得した。出資額は約8億円とみられる。

東急パワーサプライは「東急でんき」のブランドで電力小売りを手掛ける。家庭向けの販売量は新電力では全国11位(2017年11月時点)。首都圏で14万件の顧客を獲得しており、同社によると東京、神奈川の東急沿線での契約数シェアは1割に迫る。グループの鉄道やスーパーとも連携しての地域特化戦略が奏功。新電力の成功例の一つとされる。

東北電は東京ガスとの共同出資会社や、本体の東京支社を通じてこれまでも首都圏で電力販売を手掛けてきた。ただ、知名度が低いことなどから家庭向け顧客の獲得は約700件程度にとどまる。地元市場に根付いた東急との関係強化で東北地方以外での販売拡大につなげたい考えだ。

電力小売り全面自由化から4月で2年。中部電力大阪ガスは4月に首都圏向けの販売会社を共同出資で設立する。関西電力は17年9月に首都圏に約6万件の顧客を持つオリックス電力の事業を買収した。最大市場である首都圏での競争が一段と激しくなりそうだ。

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