2019年1月19日(土)

足裏のどこが臭う? 花王、微量においの可視化技術

2018/3/8 18:00
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花王は微量のにおい成分の種類と量を可視化する技術「ScentEYE(セントアイ)」を開発したと、2018年3月6日に発表した。同技術を用いて足裏の臭いを解析したところ、足臭の原因成分である「イソ吉草酸」が時間経過とともに増加する様子が分かった。微量のにおい成分がどのタイミングで、どの場所から、どのくらいの量が揮発しているのか、正確に可視化できる。花王は今回の技術を、より効果的なにおいケアの開発につなげるとしている。

足裏のにおいを可視化した例(図:花王)

足裏のにおいを可視化した例(図:花王)

ScentEYEでは、対象物の部位ごとに、においを収集する方法、においの濃縮法、微量分析法、におい分布の解析法などを新たに開発し、組み合わせている。可視化する手順は、(1)測定対象の表面ににおいを濃縮するシートを接触させて、表面から揮発するにおい成分を吸着させる。(2)シートを適切な数に切断し、断片ごとにGC/MS(ガスクロマトグラフ質量分析計)で測定する。(3)断片から測定したにおい成分の量と断片の場所を示す位置情報を整理し、におい成分ごとに分布状態を図示する。においの強度はカラースケールで表示する。(4)コンピューター上でスムージング処理を行い、視覚的に分かりやすく表示する。

20代の男性を被験者とした実験では、入浴後(夜)、通勤後(翌朝)、終業後(翌日夕方)に測定し、イソ吉草酸について解析した。その結果、入浴後と通勤後には大きな変化がなく、終業後に増加していることや終業後にイソ吉草酸が多く存在する部位があることが分かった。体臭は環境や生活習慣などによっても個人差があるため、今後その差について解析を進めるとしている。

(ライター 森元美稀)

[日経 xTECH 2018年3月7日掲載]

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