のぞみ台車、温度上昇検知 亀裂発見直前の運行で

2018/3/7 21:15
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JR西日本の新幹線のぞみの台車に亀裂が見つかった問題で、この車両が直前、JR東海が管理する神奈川、愛知両県を走行中、通常より高い台車の温度が検知されていたことが7日、分かった。亀裂が見つかった博多駅からの折り返し運転前に異常が発生していた可能性がある。

昨年12月11日、名古屋駅で運転を取りやめた博多発東京行きのぞみ34号の車両は、その直前、東京発博多行きのぞみ15号として運行していた。その際、神奈川県小田原市と愛知県豊橋市に設置した台車温度検知装置が通常より高い温度を検知していたという。ただ温度はJR東海の基準内で、警報は出なかった。

これを受けてJR東海は、温度上昇による警報の基準値を低く変更した。7日記者会見した柘植康英社長は「今回と同じような温度の上がり方であれば異常となるよう基準を定めた」と説明した。

同社は加えて、台車温度検知装置を2019年度末までに増設するなど車両の異常を早く発見する取り組みを検討する。今年6月からは同装置で測った温度を指令所で監視できる仕組みも導入する。

JR東海社長、川重に費用負担求める考え

台車に亀裂が入った問題を巡っては、製造元の川崎重工業がJR東海に納入した46台の台車で底面の板の厚さ基準に足りない不備が見つかっている。同社の柘植社長は7日の記者会見で、「費用は負担いただけるものと思っている」と述べ、川重に台車交換などの費用負担を求める考えを示した。

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