福井めがね工業、伊大手が買収 フレーム加工技術評価

2018/3/7 20:24
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眼鏡フレーム製造の福井めがね工業(福井県鯖江市)がイタリア眼鏡大手ルックスオティカグループ(ミラノ)の傘下に入った。ルックス社が6日までに福井めがね創業家一族から同社の発行済み株式の67%を取得した。買収額は非公表だが、福井めがねが持つ高品質の「チタン加工技術が評価された」(小川裕之常務)という。

高度なチタン製フレームの加工技術が評価された(福井めがね工業が昨年末に開発したβチタンで軽量のサングラス)

1969年設立の福井めがねはチタン製眼鏡フレームの企画・製造を手掛け、2017年7月期の売上高は約20億円。4年前にルックス社へのOEM(相手先ブランドによる生産)供給を始め、徐々に取引が拡大していた。今後も同社以外との取引や約100人の従業員の雇用は継続する。

ルックス社はレイバンなど世界的ブランドのメガネやサングラスの企画・生産を手掛け、17年12月期の売上高は91億ユーロ(約1兆2000億円)。デルベッキオ会長は福井めがね買収で「眼鏡産業の歴史上、初めてイタリアと日本の優れた職人たちを一つ屋根の下で抱えることになる」とのコメントを発表、日伊の相乗効果に期待を示した。

同会長は「鯖江の素晴らしさを生み出す役割の再現へ投資を続ける」とも述べ、福井めがねの生産性向上を支援する考えを示した。同社ではルックス社の生産ノウハウを活用、あらゆるモノがネットにつながるIoTなど設備更新による生産効率化にも取り組む。

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