2019年3月25日(月)

静岡県函南町で東西向きメガソーラー、発電量17%向上

2018/3/7 23:00
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日経BPクリーンテック研究所

スマートソーラー(東京・中央)は、静岡県函南町で出力1.9MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)「函南ソーラーパーク」を建設する。2018年2月28日に安全祈願祭を開催した。18年9月までに完工し、売電を開始する予定。

函南ソーラーパーク完成図(出所:スマートソーラー)

函南ソーラーパーク完成図(出所:スマートソーラー)

自社所有の太陽光発電所で、農業振興地域に囲まれた複数の飛び地に建設する。多結晶シリコン型パネル(245W/枚)を7392枚、同275W/枚のパネルを312枚設置する。予想年間発電量は2012.41MWh。これは一般家庭630世帯分に相当し、年間460キロリットルの石油削減効果、年間1120トンの二酸化炭素(CO2)削減効果が見込める。

東西配置のイメージ(出所:スマートソーラー)

東西配置のイメージ(出所:スマートソーラー)

建設資金は、同社が銀行引き受け私募債を発行して調達した。

太陽光パネルを東西向きに配置することで、通常の南向き配置と比べて面積当たりの敷設効率を高め、発電量を約17%向上させた。

さまざまな地形で東西配置するため、平坦な地形用架台、傾斜地形用の三次元架台、オンサイト調整池内の置き基礎架台と、3タイプのアルミニウム製架台を開発した。また、パネルの分散配置とシステムロスを削減するため、パワーコンディショナー(PCS)とトランスを分散配置し、影・方位・傾斜角のばらつきに伴うロスを最小化した。

太陽光パネルは京セラ製、PCSは中国Sungrow Power Supply製を採用した。EPC(設計・調達・施工)は藤崎電機(徳島県阿南市)が担当し、O&M(運営・保守)はスマートソーラーが自社で行う。買取価格は40円/kWh。

同社は、全国17カ所・27MWの発電所を完成済みで、現在、8カ所・122MWを建設中、5カ所・51.7MWの開発を準備中としている。北海道新ひだか町には蓄電池を併設した21MWのメガソーラーも建設している。

(ライター 工藤宗介、日経BP総研 クリーンテック研究所 金子憲治)

[日経 xTECH 2018年3月6日掲載]

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