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叡山電鉄、20年ぶり観光車両 アニメ「聖地」に新たな魅力

叡山電鉄(京都市)は7日、出町柳~八瀬比叡山口を結ぶ叡山本線で21日から運行する新しい観光車両「ひえい」を報道陣に公開した。外観は比叡山から着想を得たという深緑を基調とし、正面にあしらった金の楕円の窓が特徴。一般車両に比べて座席幅を約7センチ広げ、ゆったりさせたほか、発光ダイオード(LED)照明を採用し、高級感のある内装にした。坂東崇行常務は「非日常感を味わえるような作りにこだわった」と話す。火曜日を除いて約40分間隔で運行し、通常運賃で乗車できる。

今では観光列車は珍しくなくなったが、叡山電鉄は関西では先駆けて導入してきた歴史がある。近畿日本鉄道の「しまかぜ」や「青の交響曲(シンフォニー)」、南海電気鉄道の「めでたいでんしゃ」などが登場したが、叡山電鉄は1997年に鞍馬線で「きらら」の運行を始めた。

当時は京都市営地下鉄の延伸などが影響し、乗客数が減少した。集客の目玉になる車両を投入することで、乗客の呼び込みに力を入れた。その結果、乗客数が増加に転じ、秋の行楽シーズンには車窓から一面の紅葉が楽しめると評判になり、乗車待ちの人々がホームにあふれるほどの人気となった。

叡山本線の修学院駅(京都市)近くの踏切は、海外でも人気のアニメ「けいおん!」の場面にそっくりだという話題性も後押しし、最近では乗客数は伸びている。2016年の年間乗降人数は725万人と3年間で約50万人増えた。アニメや漫画とコラボした企画を行うなど、乗客を呼び込む仕掛けを次々に打ち出している。新しい観光車両の投入は20年ぶりとなる。訪日外国人の増加など追い風もあり、新車両の投入で、比叡山方面への観光にさらに弾みがつきそうだ。         (土橋美沙)

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