2018年11月21日(水)

トランプ大統領「北朝鮮は真剣」 非核化の真意見極め

2018/3/7 8:04
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【ワシントン=永沢毅】トランプ米大統領は6日、北朝鮮が非核化に向けた米国との対話に意欲を示したことについて「北朝鮮は真剣だと思う」との見方を示した。「最大限の圧力」による対北朝鮮制裁が効果をあげているとの認識を示し、「彼らは前向きに行動しているようにみえる。世界にとっても良いことだ」と指摘。その上で「様子を見てみよう」と語り、非核化への真意を見極める姿勢を強調した。

同日のスウェーデンのロベーン首相との共同記者会見などで、記者団の質問に答えた。一連の発言からは、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)委員長の発言を歓迎する一方で、北朝鮮が「体制の安全が保証されれば核を保有する理由がない」と非核化への意思を示したことについて、トランプ氏が真意を測りかねている様子もうかがえた。

政権内でも慎重な姿勢が目立つ。ペンス副大統領は6日の声明で「北朝鮮が核計画を終わらせるまで最大限の圧力をかけ続ける」と改めて強調。「非核化に向けた具体的な行動があるまで、全ての選択肢がテーブルにあり、我々の態度も変わらない」とし、北朝鮮が非核化に向けた措置をとるまで、経済・軍事両面での圧力の手は緩めない方針を示した。

コーツ国家情報長官も6日の米議会公聴会で、北朝鮮の非核化の意思について「事態の打開につながるかもしれない。(しかし)私は疑問を持っている」と述べ、懐疑的な見方を示した。「過去のあらゆる努力は失敗し、北朝鮮は望むものを手に入れただけだった」と楽観論にクギを刺した。

一方、米政府高官は6日、米朝対話の環境が整ったかどうかについて問われ、「仮にミサイル発射実験を控えたとしても、北朝鮮には核弾頭やミサイルを作る巨大な建物が存在している」と答えた。北朝鮮は対話が続いている間は核実験や弾道ミサイル発射を凍結する考えを示しているが、それだけでは米朝対話の条件としては不十分との認識をにじませた。

同高官は韓国・平昌冬季五輪の開会中は見送った米韓合同軍事演習の再開は「当然」との認識を示した。4月にも実施するとみられる。

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