2018年6月22日(金)

南北首脳が4月に会談 北朝鮮、非核化「対話の用意」

南北首脳会談
2018/3/6 22:26 (2018/3/7 0:20更新)
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 【ソウル=峯岸博】韓国大統領府は6日、文在寅(ムン・ジェイン)大統領と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)委員長が4月末に南北軍事境界線にある板門店で会談することで合意したと発表した。北朝鮮側は非核化問題の協議や米朝関係正常化のため、米国と対話する用意があると表明。対話が続いている間、核実験や弾道ミサイル発射を凍結する考えも示した。

 南北は今後、首脳会談の具体的な日程や議題などを含め実務者協議を進める。南北首脳会談が実現すれば2000年、07年に続いて3回目で、金正恩体制下では初めてとなる。北朝鮮の核・ミサイル開発で緊張が高まる朝鮮半島情勢は重大な節目を迎える可能性がある。北朝鮮に「最大限の圧力」を続けてきた米国の対応が焦点になる。

 大統領特使団トップとして5~6日に北朝鮮を訪問した大統領府の鄭義溶(チョン・ウィヨン)国家安保室長が6日の記者会見で訪朝結果を発表した。特使団は5日に平壌を訪問。金正恩氏に親書を渡し、夕食を含め4時間にわたり会談した。

 韓国側の発表文によると、北朝鮮は朝鮮半島非核化の意思を明確にし、北朝鮮への軍事的脅威が解消されて体制の安全が保証されれば、核を保有する理由がない点を明確にした。核兵器や通常兵器を韓国に向かって使用しないことも確約した。南北は首脳間にホットラインを設置し、首脳会談前に電話協議することで合意した。

 鄭氏によると、金正恩氏は米韓が4月から合同軍事演習を例年通りの規模で実施することを「理解する」と表明した。

 北朝鮮メディアは7日午前0時時点で、韓国側が発表した内容を報じていない。6日午前には南北首脳会談に関し「満足な合意」に達したと伝えた。金正恩氏は「わが民族同士が力を合わせて北南関係を前進させ、祖国統一の新たな歴史をつくろうというのが一貫した立場だ」と表明、合意に関する実務的措置を速やかにとるよう担当部門に指示した。

 正恩氏は平昌冬季五輪開会式出席のため訪韓した妹の金与正(キム・ヨジョン)朝鮮労働党第1副部長を通じて文氏に南北首脳会談のための訪朝を呼びかけた。文氏は会談開催には条件を整えなければならないとし、米朝対話の必要性を主張してきた。

 特使メンバーの鄭氏らは週内にも訪米する。北朝鮮との協議内容を説明し、トランプ政権に対話に臨むよう促すとみられる。日本には徐薫(ソ・フン)国家情報院長が訪れ、訪朝結果を説明する。

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