AIで通販物流を効率化、最適な梱包箱を予測

2018/3/6 20:00
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日経クロステック

NTTロジスコは、物流センターから商品を出荷する際に使用する梱包箱のサイズを人工知能(AI)で予測するシステムの開発に着手した。

同社が手がける通販物流では、物流センターに保管する数千種類の商品から注文されたものを梱包し、宅配便で配送している。取り扱う商品の形状やサイズが多種多様なだけでなく、請け負う企業によって梱包箱も異なり、数種類の企業もあれば、100種類近くの梱包箱を使い分ける企業もあるという。

最適な梱包箱のサイズを予測するには、全商品の寸法データを用いて計算する方法もあるが、商品の寸法データがない場合や新商品が出るたびに商品の寸法を測定する必要があり、手間とコストがかかる。

今回開発するシステムは、人手による出荷実績(注文情報と使用した梱包箱のサイズ)をAIに学習させて、注文情報から最適な梱包箱のサイズを予測できるようにする。これにより、梱包1件あたり2.5~3%程度の作業時間の短縮を見込む。梱包箱のサイズダウンや緩衝材の削減にも期待を寄せる。

倉庫管理システムとクラウドAIの連携イメージ(図:NTTロジスコ)

倉庫管理システムとクラウドAIの連携イメージ(図:NTTロジスコ)

また、現在は配送先の住所情報から適した宅配サービスを選択しているが、今後はサイズ情報も含めて最適な宅配サービスを選択する機能を追加する。これらにより、最大約20%の配送費削減も見込む。

AIはクラウドサービスを利用し、同社の倉庫管理システムと連携させる。スモールスタートにすることで、安価かつ短期間でのシステム開発を実現し、2018年4月のサービス開始を目指すとしている。

(ライター 森元美稀)

[日経 xTECH 2018年3月5日掲載]

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