2018年11月16日(金)

イラン核合意破綻は大損失 IAEA、原発安全強化も

2018/3/6 0:44
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【ウィーン=共同】東日本大震災に伴う東京電力福島第1原発事故から間もなく7年となるのを前に5日、国際原子力機関(IAEA)の定例理事会がウィーンで始まった。天野之弥事務局長は記者会見で原発の安全強化の重要性を強調、トランプ米政権が見直しを求めるイラン核合意については「破綻すれば大損失になる」と述べた。

トランプ政権が合意破棄も辞さない構えを示しているのに対し、イラン側は強く反発。天野氏は、核合意によりイランへの査察体制が世界的に最も強力なものになっているとし、欧米など6カ国とイランが結んだ合意の尊重を求めた。

福島第1原発事故については「多くの教訓を得た」とし、各国の安全対策強化に生かされていると指摘。原発周辺の海水のモニタリングなど、福島への協力を続ける考えも示した。

イランは1月、艦船用原子炉の製造を決定したとIAEAに通知、検討の初期段階にあるとして具体的な情報を出さなかった。IAEAはイラン側に照会したが回答がなく、理事会で説明を求めるとみられる。

理事会は今月9日まで。北朝鮮の核開発を巡る情勢を協議するほか、2015年に核拡散防止条約(NPT)に加盟したパレスチナとの包括的保障措置(査察)協定の締結を承認する見通し。

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