5日の参院予算委の主な発言

2018/3/5 21:01
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参院予算委員会の論戦のポイントは次の通り。

【森友学園問題】

足立信也氏(民進)財務省の決裁文書が問題発覚後に書き換えられた疑いがあるとの報道について、調査結果は。

麻生太郎財務相 (6日の報告は)調査方針、留意点などになる。

足立氏 文書の最終的な決裁権者は誰か。

太田充財務省理財局長 近畿財務局の管財部次長だ。

足立氏 調査にどう臨むか。

麻生氏 捜査当局から、口裏合わせをするような話に取られかねないとして(調査を)控えるように言われている。捜査が終わってきちんとしないと、個別の調査がなかなかしにくいのは事実だ。(書き換えが)事実なら、ゆゆしき事態だ。

辰巳孝太郎氏(共産)文書から安倍昭恵夫人や政治家の関与を示す文言が削られたのか。

安倍晋三首相 私は全くこの話をあずかり知らないものだから答えようがない。

辰巳氏 書き換えが事実なら内閣総辞職に値する。どう責任を取るか。

首相 仮定の質問にはお答えできない。

辰巳氏 問題に関し、会計検査院が近畿財務局に実地検査をしたのか。

河戸光彦会計検査院長 昨年検査した。

太田氏 検査の一部には、財務局の法律部門の担当者が同席していた。法律相談の資料が必要だという状況は生じなかったのが事実だ。

山本太郎氏(自由)財務省では、文書の決裁後の修正を日常的に行っているのか。

太田氏 誤りがあれば直すのは当然だが、決裁した後にそのものを直すことは基本的にはない。

【働き方改革】

石橋通宏氏(民進)野村不動産で裁量労働制を違法に適用された男性社員が過労自殺した。昨年12月に労災認定されたことを知っているか。

首相 報告を受けていない。

石橋氏 あたかも(指導監督が)機能した好事例のように答弁していたが、実際には過労死が起きている。現行制度に問題がある証左だ。隠蔽ではないか。

加藤勝信厚生労働相 一つ一つの事案の報告を受けていなかった。隠蔽しようとしたわけではない。

足立氏 働き方改革関連法案から裁量制の部分を全面削除するのか。健康確保措置は必要だ。

厚労相 全面削除する。実態を把握した上で議論していく。

山下芳生氏(共産)裁量制は事前に乱用を防ぐことが難しい。「高度プロフェッショナル制度(高プロ)」にも違法適用の心配がある。

首相 過労死が起きているのは事実。労働基準監督署がしっかりと情報を入手し、適切に指導する。

山下氏 裁量制を巡る企業への指導実績は。

厚労相 昨年は130事業所に対し是正勧告した。

有村治子氏(自民)国家公務員の働き方改革について考えを。

首相 長時間労働の前提を改め、生産性の高い働き方へ変えていくことは官民共通の重要な課題だ。積極的に取り組む。

薬師寺道代氏(無所属)障害者にも働き方改革が必要だ。

厚労相 個々の能力を十分に発揮できる雇用環境の整備を進めている。

【消費税増税】

東徹氏(維新)2019年10月に予定する消費税増税は凍結すべきだ。

首相 前回の経験を生かし、しっかりした対策を打っていきたい。経済財政政策に万全を期したい。

【アベノミクス】

井原巧氏(自民)成果と課題は。

首相 短い期間でデフレではないという状況をつくり出せた。残念ながら「脱却した」とまで言える状況ではない。

【安全保障法制】

福山哲郎氏(立憲)国は自衛官との訴訟で、存立危機事態での防衛出動命令は想定され得ないと主張した。安全保障法制に立法事実はない。

小野寺五典防衛相 安保法の「存立危機事態」の発生が想定されないという主張はしていない。訴訟が継続する当面下で、防衛出動が発令される時期は不確実だということだ。

【成人年齢】

佐々木さやか氏(公明)成人年齢の引き下げは非常に大きな改正だ。

首相 省庁横断的な会議体の設置に向けて検討を進めている。

〔共同〕

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