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京大、iPS細胞を安く増やす 培養液費用10分の1

京都大の長谷川光一特定拠点講師らはiPS細胞や胚性幹細胞(ES細胞)を安く培養する手法を開発した。様々な細胞に育つ能力を維持したまま増殖するのに欠かせないたんぱく質を複数の化合物で置き換えた。培養液の費用を従来の10分の1程度に抑えられるという。協力企業を募り、大学などの研究用として年内にも発売する。臨床用への応用も目指す。

iPS細胞などの万能細胞を再生医療に使う際は、万能細胞が別の細胞に変化してしまうのを抑えながら増やす必要がある。培養液に加えるたんぱく質が重要で、市販の培養液では4種類以上を用いている。

研究チームは万能細胞が性質を維持する仕組みを詳しく調べ、4種類のうち高価な2種類を、化合物3種類で置き換えても同等の性能が得られることを見つけた。化合物はそれぞれ増殖を促したり、変化を抑えたりする働きを持つという。

今回使った化合物はいずれも入手が容易で、培養液を1リットルあたり8000円で作れた。これまでは研究用で5万~7万円程度、臨床用で9万~13万円程度だった。長谷川講師は「大量生産すれば製造原価はさらに下がる」と話す。

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