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王岐山氏 ひな壇に登場 全人代、存在感示す

【北京=原島大介】中国・北京の人民大会堂で5日開かれた全国人民代表大会(全人代、国会に相当)では、習近平(シー・ジンピン)国家主席(共産党総書記)の盟友である王岐山・前政治局常務委員(69)が登場した。王氏は習氏らとともに会場正面のひな壇に着席。再び要職に就くとの見方が強まるなか、存在感を示した。

今回の全人代の代表は2980人に上る。このうち王氏は習氏や各省、軍、法曹界のトップら190人とともに、ひな壇側に座った。座席は新旧の政治局常務委員メンバーと同じ2列目で、正面中央に座る習氏から見れば左側の5番目の位置。前常務委員で王氏より序列上位だった出席者はより中心側に座っており、座席の面で王氏の特別扱いはなかったようだ。

紺のスーツ、青のネクタイをまとった王氏は習氏らに続き、10番目に会場内に入った。李克強(リー・クォーチャン)首相が政府活動報告を読み上げる間も、資料に目を通すことはほとんどなく、膝に手を置いたまま、会場を見渡していた。

王氏は習氏と約40年の付き合いがある。2012年に発足した習指導部では、汚職摘発を担う中央規律検査委員会書記に就任。周永康・元政治局常務委員ら習氏の政敵とされる人物を次々と失脚に追い込み、習氏の権力基盤固めを担った。このため、習氏の信頼が厚いとされる。

17年10月の共産党党大会では、「党大会時に68歳以上は引退」との慣習に沿って退任した。だが18年1月、全人代の湖南省の代表として再び選出。政治局常務委員を退いた人物が全人代の代表になる異例の人事となった。国家主席を補佐する国家副主席などの要職に就くことが取り沙汰されている。

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習政権

3期目となる新たな習近平(シー・ジンピン)指導部が発足しました。習政権では習氏に近いとされる「習派」は最高指導部を指す政治局常務委員で7人中6人を占め、序列24位以内の政治局員でも約7割が該当するとみられます。権力の一極集中を進める習政権の最新ニュースや解説をまとめました。

「習政権ウオッチ」習政権の中枢で何が起きているのか。中沢克二編集委員が深掘りします。
「大中国の時代」異形の膨張を続ける「大中国」の轍(わだち)と、習氏のビジョンを読み解きます

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