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イタリア、連立の行方混沌 中道右派連合軸に交渉開始か

【ローマ=白石透冴】4日投開票のイタリア総選挙は主要3陣営に票が割れ、どの勢力も過半数を獲得できない可能性が高まった。中道右派連合を軸に連立交渉が始まる見通しだ。ポピュリズム(大衆迎合)の手法で知られる「五つ星運動」が大きく議席を伸ばし、中道右派連合内でも反移民を掲げる「同盟」の躍進が見込まれる。新政権の行方は混沌としている。

現地メディアの出口調査によると、ベルルスコーニ元首相が率いる「フォルツァ・イタリア」と同盟などで構成する中道右派連合が最大の議席を獲得する勢いだ。なかでも同盟が大きく議席を伸ばし、中道右派連合内で発言力を高めそうだ。同盟のサルビーニ党首は厳しい反移民政策を主張しており、中道右派連合内での政策擦り合わせは難航が予想される。

当面の関門が23日までに招集される議会だ。マッタレラ大統領が上下院の新議長や各党のリーダーらと協議し、新政権樹立が可能とみた新首相候補に組閣を委任する。各勢力との交渉が成功すれば、上下院の信任を経て新政権が発足する。

連立交渉は中道右派連合が軸となる見通し。だが同盟が連合内での勢力を拡大する見通しとなり、組み合わせの先行きは一段と混沌としてきた。

単独政党として最も多くの議席を獲得する見通しの五つ星が連立相手の候補となるが、同盟は五つ星を強く敵視する。フォルツァ・イタリアは親EUを掲げ、改選前の与党である民主党との連立も探っているもようだが、移民に比較的寛容な左派は同盟と大きな隔たりがある。

イタリア国民の民意が大きく割れ、対EUや財政などで隔たりが大きい各政党間の調整は難航が必至だ。連立交渉は長期化も予想される。

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