2019年5月27日(月)

新日鉄住金、国内設備を再編 和歌山で電炉休止
中期経営計画

2018/3/2 20:37
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新日鉄住金は2日、2021年3月期を最終年度とする3カ年の中期経営計画を発表した。和歌山製鉄所で子会社の電炉を休止するなど国内設備の再編を進める一方、国内外で成長分野に6千億円を3カ年で投資する。売上高経常利益率(ROS)は10%程度と18年3月期見込みに比べ5ポイント引き上げる。

国内設備の再編では、君津製鉄所東京地区(東京・板橋)のシームレス(継ぎ目無し)鋼管のラインを閉鎖し、和歌山製鉄所(和歌山市)に移管する。和歌山製鉄所では子会社の電炉などを休止し、建設用鋼材の圧延加工の機能だけを残す。高炉やコークスなど原料製造の省エネも進め、年1500億円以上のコスト改善も目指す。

主要顧客の自動車メーカーの間で電気自動車(EV)シフトや電装化が進んでおり、鉄鋼以外の素材の競争力を強化する。傘下の新日鉄住金化学と新日鉄住金マテリアルズを10月1日付で経営統合。電子機能材料や炭素繊維複合材などで相乗効果を出し、軽量化や電装に強い新素材の開発や量産に乗り出す。

新日鉄住金は18年3月期までの3カ年の収益目標の多くを達成できなかった。自己資本利益率(ROE)もアルセロール・ミタルに比べ見劣りする。前回の中期計画に比べ設備や事業への投資を上積みし、伸び悩む収益力の回復をめざす。

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