2019年5月26日(日)

日生、マスミューチュアル生命買収を正式発表

2018/3/2 17:13
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日本生命保険は2日、中堅のマスミューチュアル生命保険を買収すると正式に発表した。マスミューチュアル生命は銀行窓口などで扱う富裕層向けの商品が強い。記者会見した日生の三笠裕司常務執行役員は「国内の経営基盤をさらに強固にする大きな一歩」と述べた。

1日付で経営統合に合意し、米国本社の海外統括子会社を通じ発行済み株式の85.1%を取得する。取得額は約1042億円の見通し。

マスミューチュアル生命は旧・平和生命保険(設立時は横浜生命保険)が前身で、2001年に米国マスミューチュアルグループ入りした。メガバンクや証券会社を通じて外貨建ての一時払い商品を販売。高齢の富裕層を中心に、窓販市場の成長に伴い契約を伸ばしてきた。

日生とマスミューチュアル生命は、金融庁と米当局の認可手続きを経て5~6月をメドに子会社化を完了する見通しだ。買収後は一定期間を経た後、マスミューチュアルの社名や商号を変更することも検討する。

統合後も米国マスミューチュアルは海外統括子会社を通じ、株式の14.9%を保有する。2日会見に臨んだ海外統括子会社のエディ・アーメッド最高経営責任者(CEO)は「株式を保有し続けることで国内外で協業の可能性を模索する」と述べた。例えば保険とIT(情報技術)を組み合わせた「インシュアテック」などの分野で協業を検討していくという。

日生は20年度までの中期経営計画の中で、17年度上半期に245億円だったグループ会社から得る純利益を700億円にする計画を掲げている。今年度はマスミューチュアル生命の買収に加え、米資産運用大手のTCWにも出資した。三笠氏は「引き続きさまざまな機会を模索する」とし、今後も国内外で出資や買収を検討する考えを示した。

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