ソフトバンク、米食品宅配「ドアダッシュ」に出資

2018/3/2 6:50
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【シリコンバレー=佐藤浩実】ソフトバンクグループやセコイアキャピタルなどは1日までに、食事宅配サービスを手がける米ドアダッシュ(サンフランシスコ)に5億3500万ドル(約570億円)を出資した。ソフトバンクは1月にライドシェア最大手ウーバーテクノロジーズの筆頭株主になったばかりだが、人やモノの移動を担う企業への投資を加速させる。

ソフトバンクはヒトやモノの移動を担う企業への投資を加速(2月7日の決算説明会)

ソフトバンクはヒトやモノの移動を担う企業への投資を加速(2月7日の決算説明会)

ドアダッシュが1日発表した。同社は2013年創業で、登録した「ダッシャー」と呼ぶ配達員がレストランの食事を届けるサービスを米国やカナダで提供している。「米上位100のレストランのうち、90%と組んでいる」としており、例えば「チーズケーキファクトリー」「IHOP」の食事などを注文できる。

スマートフォンアプリやウェブサイトから注文できる宅配サービスは忙しい人や出歩くのがおっくうな人に人気で、ドアダッシュの配達量も17年の1年間で約2倍になったという。一方でソフトバンクが出資するウーバーも「ウーバーイーツ」の名称で同様の事業を手がけている。米国では注文アプリ「EAT24」を運営するグラブハブなど競合も増えている。

ドアダッシュはソフトバンクなどから調達した資金を技術開発に投じる考え。「結果として、より安価に短い時間で届けられるようにする」(広報)という。18年にはサービスの提供地域も現在の600都市から1600都市に広げ、約250人を新たに採用する。

同社のトニー・スー最高経営責任者(CEO)は声明で「ラストワンマイルの物流(を可能にする基盤)を構築する」としており、レストランの食事以外の配達にも事業を広げていく方針だ。

人の輸送から始め食品配達にも事業を広げたウーバーにも通じる。ソフトバンクが着目したのもこの点で、出資に伴いソフトバンクからドアダッシュの取締役に加わるジェフリー・ハウゼンボールド氏は「世界最高の物流企業になろうとしているチームと組むことに興奮している」とした。

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