米インフレが示すドル安 「購買力」に再注目、理論値は1ドル=100円突破
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外国為替市場で米国の物価動向に注目が集まっている。インフレ国の通貨は下落するという理論に基づいて円相場を試算すると、1ドル=100円超になり、足元の相場の動きを説明しやすいからだ。振れ幅が大きく方向感を欠いた相場の展開に頭を抱えていた市場関係者にとって、米国の物価が相場の行方を探る手がかりになってきた。
米国の財政悪化懸念、株安を受けたリスク回避、日銀の緩和縮小観測――。年初から続く円高・ドル安...
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