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播磨初の百貨店に幕 ヤマトヤシキ姫路店

百貨店のヤマトヤシキ姫路店(兵庫県姫路市)が28日、閉店した。播磨地域初の百貨店として長年地域の暮らしを支えてきたが、近隣施設との競合やネット通販の普及などで経営が悪化。新たな施設に建て替える方針だが具体的な計画やスケジュールは示していない。

ヤマトヤシキは1906年に洋品雑貨商として創業。姫路店は46年に設立され、設備の拡充を重ねて地域を代表する百貨店になった。しかし競争の激化などで2000年代以降は売り上げが伸びず、15年に私的再建手続きの一種である事業再生ADRが成立し創業家に代わって投資ファンド、マイルストーン・ターンアラウンド・マネジメント(MTM、東京・千代田)が再建を進めてきた。

加古川店(同県加古川市)は営業を続ける。28日、ヤマトヤシキは同店の運営子会社設立を発表し、4月から3段階でリニューアルする方針を示した。

午後6時に閉店を迎えると姫路店の山本昭博店長が「長きにわたりご愛顧いただき誠にありがとうございました」とあいさつ。散歩をかねて毎日通っていたという姫路市在住の女性(68)は「なじみの店員さんに別れのあいさつをしてきた。さみしくなる」と目を潤ませていた。

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